娘と蜘蛛の巣

作:冷凍石

 

ひとりのむすめがくものすに かかってあそんでおりました。

 

「なんで私が開かずの生徒会資料室を掃除しないといけないのよ。」

 ネチャ。

「んっ。気味の悪い感触が足首に…。」

 ベッチャリ。

「手や足にも…。ちょっと、これ何よ!!ネバネバして気持ちが悪い。」

「やだっ!!ネバネバが絡み付いて、身動きが…。」

「これって大きな蜘蛛の巣?もしかして大蜘蛛に頭から丸かじり?いやー!!」

 

あんまりゆかいになったので もうひとりおいでとよびました。

 

「蜘蛛がいないのはいいことだけど、これじゃどうしようもないじゃない。」

「くっ、私はこんなところで朽ち果てるの。何で私が…。こうなったら、みんな道連れにしてやるわ。」

「なんですかぁ、先輩?急に呼び出したりしてぇ?あれぇ、どうしたんですかぁ、それぇ?」

「あんたも道連れよ、えい!!」

 ベチャ!!

「やだぁ、先輩。意外に大胆ですねぇ。でも、まだ心の準備がぁ…。ああ、先輩の肌ってネバネバですねぇ。」

「あの、もしもし?この状況に何の疑問も持たないの?」

「先輩と二人きりだなんてぇ、夢のようですぅ。」

「いや、あのね。このネバネバの糸とかについて…。」

「私と先輩を結びつけるぅ、赤い糸ですねぇ。」

「ダメだこりゃ。」

 

ふたりのむすめがくものすに かかってあそんでおりました。

 

「先パーイ。」

「ちょっと、引っ付かないでよ。肌が引っ張られて痛いんだから。」

「見てください、こんなに糸引いてますぅ。」

「見せなくていいわよ、そんなの。」

「先輩のあそこってぇ、ネチョネチョですねぇ。」

「ちょっと、誤解を招くようなこと言わないで!!」

「先輩の方から誘ったんですよぅ。責任とってくださいよぅ。」

「どこ触ってんのよ。」

「先輩のここぉ、あたたかいですぅ。」

「そこは、ダメッ!!」

 

あんまりゆかいになったので もうひとりおいでとよびました。

 

「こら!!二人ともなにをやっているんです。汚らわしい。早く離れなさい。」

「会長、助けて。」

「チッ、いいところでぇ。」

「いつまでも帰ってこないと思ったら、案の定ですわね。御二人とも、なにをなさっていたのかしら?」

「なにといわれても…。」

「なにはぁ、なにですよねぇ、先輩!!」

「とにかく、早く離れなさい!!」

「会長、そんなに近づいたら…。」

 ベチャ!!

「きゃっ、なんですの、これは?」

「なにといわれても…。」

「なにはぁ、なにですよねぇ、先輩!!」

「謀りましたわね、許しませんわよ!!」

「もう、どうにでもして…。」

 

さんにんのむすめがくものすに かかってあそんでおりました。

 

 ミシッ、ギシッ…。

「ねぇ、先輩?なんだか変な音がしてないですかぁ?」

「ギシギシいってるわね」

「ギシギシアンアンだなんてぇ、ヤダー。もう、先輩たらエッチなんだからぁ。」

「あんた、絶対脳味噌腐ってるでしょう!!」

「もう、先輩。そんなに褒めないでぇ。」

「褒めてない!!」

 ブチッ!!ドサリ!!

「イッター!!」「つうぅぅ…。」「痛いですわ。」

「もう、なんだったのよ、あれ。」

「私達の重さで糸が切れたようですわね。」

「それは、会長の胸が無駄に大きすぎるからだと思いますぅ!!」

「無駄といったのはこの口ですか?この口ですか?」

「はいひょう、いひゃいひぇふ。」

「どうするのよ。糸からは解放されたけど、ネバネバは取れてないわよ。」

「落ちたショックでぇ、前より先輩に密着してるぅ!!幸せの極みですぅ!!」

「こっちは不幸の真っ只中よ!!」

「汗をかきましょう。」

「あせぇ?」

「先程から色々試していましたの。ほら、汗に触れると粘着力が落ちていきますわ。」

「ホントだぁ。さすがは会長。」

「おほほほほほ、私を誉めなさい!!称えなさい!!」

「こんなに密着して汗をかくことといえばぁ、やることは一つですよねぇ。ねっ、先輩。」

「仕方がありませんわね。私も協力しましょう。」

「ちょっと、なに勝手なこと言ってんのよ!!会長もこんな時だけ物分りが良くなんないでよ!!」

「先輩ったらぁ、照れちゃってぇ。」

「フフフ、優しくして差し上げますわ。」

「イヤー!!なんでこうなるの?」

 

あんまりおそくなったので おうちにかえろといいました。

 

 

上記は、実在の人物、その他と一切関係ありません。なお、斜体部分は「ぞうさんとくものす」(作詞作曲不詳)の一部替え歌です。

 

 

GGD秘密基地にもどる

動画 アダルト動画 ライブチャット